top of page

御剣ハルカ(御剣ハルカ危機一髪!)

  • 執筆者の写真: マイオナ管理人
    マイオナ管理人
  • 2020年8月3日
  • 読了時間: 6分

更新日:2020年8月30日



出典「御剣ハルカ危機一髪!」(かぢばあたる)

ヴァルキリーコミックス第1巻表紙



マイナー度 星2 ☆☆★★★

01キャラクター名 

 御剣ハルカ

02登場作品・作者

 漫画・御剣ハルカ危機一髪!

 作者・かぢばあたる


 特撮・御剣ハルカ危機一髪!

 制作・ZENピクチャーズ





03登場シーン

全編に渡り

04外見・特徴


・赤いリボンで結ったポニーテール。髪は栗色。基本はセーラー服を着用し、時にはメイド服、下着姿になる。そしてすぐボロボロになる。
・スポーティで元気っ子なデザイン。
・小柄に見えるが単にそういう絵柄で、作品内の他の人物と比べても大差はない。
・指ぬきグローブに木刀を装備。基本は木刀で戦いつかえば敵なしの強さを見せる。徒手の実力も高く、複数の格闘家のメイドたちとに善戦できる。(結果的には数の不利で負ける。)
・数の不利に弱い。徒手では何かと得意の木刀を手放すことになり徒手で戦うがそれがピンチフラグ。勝ちルートでは機転や再び木刀を手にすることで勝利する。
・インタラクティブ分岐漫画の主人公であり、読者アンケートによって行動が決められる。その結果、勝敗や服従が決まることになる。
・そして月刊誌「コミックヴァルキリー」というリョナラー御用達の雑誌に掲載されていただけあって「ボロボロになって負けるか」「ボロボロになって辛勝する」事が多い。


05概要


作品について

 「御剣ハルカ危機一髪!」はかぢばあたるによって書かれたインタラクティブ分岐漫画。すなわちゲームブックのように毎回、話の引きにAとBの選択肢が出てきて、読者アンケートによってどう話が進むか決定される変わった漫画である。連載されていたのは月刊誌「コミックヴァルキリー」。闘うヒロインオンリー漫画雑誌をコンセプトにしており、リョナラー御用達の漫画雑誌として一部界隈で有名であった。

 コンセプト・掲載誌が変であれば本編も変である。
 まず第一話。「いきなり学校で不良達がスタンガンを持って、女子生徒を追いかけ回している」ところから話は始まる。しかも、彼らはその学校の生徒らしい。他の不良たちもスタンロッドや鎖を装備している。まぁ、主人公が構内で木刀持って生活しており、生徒会長とその身の回りも格闘技をやっていて、治安に努めている世界観なのでこれが普通なのだろう。
 正義感の強い主人公「御剣ハルカ」はそんな不良たちや、自分を下僕にしようとする生徒会長と対立したりしなかったりし、やがて何でもありの格闘技大会で戦うことになる…。なんだそりゃ。

 この変な漫画は単行本のおまけマンガによると、著者が自分を使ってくれとキルタイムコミュニケーションズに連絡 → 編集部が採用 → 編集部の企画にのり著作という流れで誕生したらしい。その著者は「かぢばあたる」。ゼルダの伝説やスターオーシャンなどの版兼ものの漫画をガンガン系列で書いていたので、世代によっては知っているかもしれない。そしてそのような経歴のため、同誌の漫画に比べると描写が少年誌的で、わかりやすくエロいものではない。しかし、さすがのバトル描写で電撃や打撃、出血などソフトリョナ度は高い。
 またコンセプトがそんなものな上、戦う女性が主体のコミックヴァルキリー掲載なので百合描写もリョナくらいある。特にハルカに対する女生徒会長の勧誘の熱意はすごく、更には会長の部下のメイドにも味見される。一粒で二度おいしい漫画だ。

ちょっぴり百合なシーンもある御剣ハルカ。ただし、この子らにもボコられたりする。

出典「御剣ハルカ危機一髪!」(かぢばあたる)

ヴァルキリーコミックス第1巻より


単行本

 雑誌掲載時には読者アンケートによってAルート・Bルートのどちらに話が転ぶか変わっていたが、単行本には両方のルートが載っている。そして、両ルートを見てわかるのが「勝とうが負けようが一度はボコボコにされる」ということだ。そういう企画だからだろう。さすが変態雑誌と言ったところか。


活躍

 とにかく、ルートによって殴られ、電気ショックをうけ、脅迫され服を脱ぐハメになり、「私は負け犬です」と書かれた板を首にかけ引き回されたり、生徒会長の靴にキスしたりと、やられたい放題である。そしてこれがコンセプトの作品であるため、これ以上話すことはない。ひどい目に合う戦うヒロイン集を一手に引き受けた娘、それが御剣ハルカなのである。

上・会長のシューズにキスするハルカ

下・「私は負け犬です」看板を付け校内をまわるハルカ

まだまだひどい目にあう。

出典「御剣ハルカ危機一髪!」(かぢばあたる)

ヴァルキリーコミックス第1巻より



映像化

 そして何をトチ狂ったかこの作品、実写映像化している。企画モノだからか…?いわゆる「ヒロイン・ピンチ」シリーズのものなのだが、管理人は見ていないのでノーコメント…。



総評~性癖によって生まれたキメラ~

 まず、誕生経緯からして不憫である。掲載される雑誌からしてリョナられるのは確定。百合られるのも確定。とんでもないのはその運命がが読者アンケートに委ねられている点。そんな企画の主人公が不憫でなくて何が不憫と言えるのだろうか。
 更に追い打ちで不憫なのが、単行本が発売されて発覚する「アンケート結果がどちらにしろ痛い目には合うことが多い」という事実。

 性癖のための企画より誕生した御剣ハルカ。その甲斐あってかリョナラー界では名前は知られるのだが‥‥。結果、抜けないだのエロくはないだの感想もひどい。まさしく悲劇のヒロイン合成獣であろう。

 

06マイナー度


星2 ☆☆★★★

 リョナラー界隈では有名?な作品であり、その界隈での評価は「嫌いじゃないけど‥」と言ったところ。正直これで抜くのは難しいがシチュエーションはわるくないのではないだろうか。なんと各所で電子書籍化しており、古本しか手段がない漫画に比べれば読むのは難しくない。そして探すと意外にブックオフ数件に一冊あったりするので管理人が思うより知られてるかもしれない。アニメ化もしたフリージングが掲載されていたからだろうか?検索すると感想の情報が点々と出るのでネット界隈では星4よりの星3と言ったところか…。少し自身がないがこのマイナー度にした。あとこれだけは言っておきたいが、私はこれ好きである。

追記

 アクセス数を確認しますと、どうもこのキャラクターかなり知られているみたいです。というわけで繰り下げて、マイナー度星2に変更いたします。

<広告スペース>


参考

・ヴァルキリーコミックス「御剣ハルカ危機一髪!」(かぢばあたる) 全二巻

・DMM.com 実写版の「御剣ハルカ危機一髪!」の販売が確認できるページ : https://www.dmm.com/mono/dvd/-/detail/=/cid=n_976zhpd28/

・かぢばあたる|ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 日本語版|最終更新 2020年5月17日 (日) 23:22 : https://ja.wikipedia.org

Comments


Wix.comを使って作成されました

bottom of page