クイーンピサロ(ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー)
- マイオナ管理人
- 2020年8月31日
- 読了時間: 10分

出典:漫画「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー」
(オオイシナホ、かねこ統、堀井雄二、スクウェア・エニックス)
ジャンプ・コミックス 第一巻より
マイナー度 星3 ☆☆☆★★
01キャラクター名
クイーンピサロ
02登場作品・作者
漫画・ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー
作画・オオイシナホ
脚本・かねこ統
監修・堀井雄二
協力・スクウェア・エニックス
wiiゲームソフト・ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー
販売元・スクウェア・エニックス
03登場シーン
漫画・ほぼ全編に渡り
ゲーム・クリア後
04外見・特徴
・ドラクエⅣに登場した「ピサロ」のコスプレが元になって生まれたキャラクター。そのため、彼とほぼ同様のデザインをしている。
・灰色のストレートヘア。頭部には宝石がついた紐状のサークレットをつけている。(ゲームではサークレットではなく赤いバンダナ)
・典型的な鳥山明顔の切れ目の女性
・魔族のため耳が長くとんがっている。
・服は黒を基調としたミニスカのマント付きドレス。胸元が空いており、谷間が強調されてる。
・また、腰のあたりに布を巻いており、それをベルトで止めている。
・下半身はミニスカに膝までの黒いブーツで、ふとももが強調されている。低学年向けなので、下から見てもパンツは確認できない。
・ドラクエでおなじみの「ぱふぱふ」を使用できる。元ネタ的に魔法剣士っぽいのだが、剣を装備している以外にそういう要素は見当たらない。
05概要
作品について
『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』はスクウェア・エニックスによって稼働していたアーケードゲーム。筐体にお金を入れると出てくるドラクエのモンスターたちのカードを集め、それを使って相手モンスターと戦う。また、各シリーズの登場人物もSPカードとして存在し、バトル中に技を放つことができる。何度か大会イベントが開催されていたようでその人気ぶりがうかがえる。
何度がシーズンや筐体がバージョンアップしたのち、アーケードの稼働が終了。最終バージョンにコンテンツを追加した移植版がwiiにて発売された。それが『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー』である。
クイーンピサロの登場
クイーンピサロの初登場はアーケード稼働の約2年目より、ゲームのイベントの公式サポーターとして出演した女優の「川口りさ」のピサロのコスプレとして誕生した模様。ピサロは魔族の青年ではあるが、王族かどうかは媒体によって変わり、小説では魔族の皇子の一人のようだが、ゲームに置いては魔族の青年としか描写されていない。進化の秘法によりやっと「魔王デスピサロ」になるのだ。なので、彼の関係者という設定があったとしてもクイーンであるかは微妙だ‥‥。ぶっちゃけただのコスプレなのでピサロとの関係性はまずない。クイーンでもなければピサロでもない。
漫画版
アーケード版とwii移植版の販促漫画として、漫画『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー』がVジャンプにて連載された。作画はオオイシナホ。脚本は「スライムもりもりドラゴンクエスト」の漫画などを手掛けるかねこ統が担当した。ドラクエの生みの親こと堀井雄二も監修として名を連ねている。だが、子供向けの販促漫画ということを含めてもあんまり見どころのある漫画ではない。
漫画における「クイーンピサロ」の登場は第一話から。
バトルロードのゲームが流行っている街・竜神町で開かれたバトルロードの大会。そこでチャンピオンが決まった瞬間、大会のモニターにデカデカと登場した。
どうやらモンスターたちが3Dで描かれるこの筐体に魔界からエネルギーを送ることで、モンスターを竜神町の世界に実体化できるらしい。今回はその小手調べに来たようだ。
というわけで、大会優勝者のリュータとバトルロードで戦うクイーンピサロなのだが、なんと筐体そのものに不正をしていた。部下が役に立ったり立たなかったりするので、自らも「ぱふぱふ」をし戦いを有利にすすめる。しかし、主人公が偶然筐体に触ったことで邪悪なパワーが去ったとかそんな適当な事が起き、一転攻勢。チャンピオンにゆうきゲージ(たぶん必殺技ゲージ)が溜められてしまったところで、逃げ帰ったた。
その後、本格的に竜神町に進行を開始。今度はモニター越しではなく、しっかり自ら実体化し参上した。登場してそうそう、映像だと思われているのでおっぱいを揉まれる。
さて、モンスター達を実体化させ、「進化の秘法」で大会会場を城に変える。以外にも申し訳程度のピサロ要素が出てきた。ここから次々と世界に侵攻していく‥‥かと思いきや、実体化したモンスター達は主人公らバトルロードのプレイヤーにあっさり負ける。クイーンピサロはもっとあっさり負ける。攻撃するシーンも何もなく、主人公のさみだれ突きにふっとばされて負けた。
その後、予め誘拐しておいた大会チャンピオンを「進化の秘法」でモンスターに変え、主人公を襲わせるも失敗。それにより闇のオーブが満ちたので「永遠の美貌」を求めるもオーブからなんの反応もなく失敗。一応、谷間を強調させオーブを誘惑するも失敗。
そんなわけで、八つ当たりにオーブを叩き割ったらラスボスが出てきたので、逃げ帰った。
終始ちょっと出てきて、色々と画策するも全部失敗し、帰るだけのキャラだった。クイーンのわりに何たる小物悪キャラ。
主なシーンは二度ほど胸を強調させる部分くらいしかなく、後は小さいコマで喋るかふっとばされるだけ。せっかくミニスカなのでもっと脚も描いてほしかった。この漫画は会話がほぼ顔漫画状態なので、下半身が映っているシーンが極端に少ない‥‥。

出典:漫画「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー」
(オオイシナホ、かねこ統、堀井雄二、スクウェア・エニックス)
ジャンプ・コミックス 第一巻より
ゲームでの登場
wiiソフト「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー」に置いても、クイーンピサロは登場する。こちらは管理人はプレイしていないので攻略サイトの情報であるが、クリア後要素として彼女のパーティとバトルすることができ、勝利するとレアカードをもらえるそうだ。魔界のジョークで「ぱふぱふ」でからかってくるらしい。おいおい、DQ11の銭湯でちゃんとぱふぱふしてくれる娘 いるんだぞ。見習え。
ゲーム版のクイーンピサロのデザインだけは元の「ピサロ」のデザインにより近い。頭にはサークレットではなく赤いバンダナをつけており、腰に剣を装備している。デザインはコスプレが最初なので、それや漫画版とおなじになりそうなものだが、大人の事情なのだろうか‥‥。
総評 ~制作に愛されなかった雑キャラクイーン~
ドラゴンクエストシリーズにおける「ぱふぱふ」は由緒正しき伝統的な要素である。ジョークの要素としては「ラッパの音」「ただの肩もみ」「スライムで挟む」。DQ11sにおいては40以上の声優のバージョンがある「雲にぱふぱふするバンジージャンプ」という大規模なサブイベントまである。
お色気要素としても認知されており。実際それらしいことを匂わせるイベントもあり、また何をしているかわからない相手をうっとりさせる特技としても登場。特に3Dゲームが主流となってからはゼシカ、妖女イシュダル、マルティナなどおっぱいが大きなキャラが胸を寄せてナニかをする様子が毎度注目される技である。
クイーンピサロも例に漏れず、谷間のあるキャラクターである。だからか漫画では胸を寄せ、ゲームでは少年たちをからかった。だが、それだけである。
漫画のメイン悪役をやっているが、漫画の主な要素はアーケードゲームの販促のためちょっと出るだけである。ゲームにおいてはクリア後に出るちょいキャラ。まぁ、そもそもイベントのコスプレから生まれたキャラクターなので、そんなに色々と出演するわけがないが、それにしてもなんにも無い。多分、制作もあんまり認知してない。バトルロードの担当たちで適当に盛り上がってできたんじゃないかってくらい、適当な存在なのだ。
コスプレをした当人「川口りさ」さんのブログから愛が伝わり、マンガの脚本「かねこ統」もイラストをTwitterに掲載している。
この人らくらいじゃないですかね‥‥今でも思い出してくれるの。
元ネタとなった「ピサロ」は有名な人気キャラクターだ。「モンスターバトルロード」でも技カードとなり、ドラクエシリーズのその他のゲームにも出演し続けている。作品のボスだったので当然といえば当然である。ならその派生から生まれたクイーンピサロの方だって、珍しい魔族の女性なのでもうちょっとだしてもいいんじゃないだろうか。敵キャラの女性の魔族なんて相当珍しいし、ぱふぱふもできるのだからコラボ作品ではちょっと出番あって欲しいなって、そういうふうに思いました。まる。
ウィッチレディやデスセイレスだって『ドラクエ ライバルズ』に出てるんだぞ!
どういうことだ!
漫画版の脚本・かねこ統さんのTwitterよりドラクエⅣの女主人公と共にクイーンピサロが描かれている。(公式で携わってた人が全身をカラーでかいてるのはおそらくこれだけ)
埋め込み元(https://twitter.com/sam_neco/status/1233009453248548864?)
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06マイナー度
星3 ☆☆☆★★
「ドラゴンクエスト」は超メジャーな有名作品だ。ゲーマーであればシリーズのどれか一つくらいやったことがあるだろう。しかし、いくら有名シリーズとはいえそのアーケードゲームのイベントと販促漫画と移植作品のクリア後にしか出ないモンスターだ。どれだけ知られているだろう。
バトルロードはメインターゲットが子供で、稼働していたのは約3年間。当時は流行っていたとはいえ、実際やっていた人数は限られる。少なくともメインのナンバリングシリーズ並みの規模とは言い難い。しかも、初出がイベントのコスプレ、───それも全国から勝ち抜いてきた子達の決勝とかの規模のみ。その後、Vジャンプや漫画で展開され出演したとはいえ、それがどれだけ読まれているだろうか。日本雑誌協会で漫画版が連載されていた時期の発行部数をみると「2010年4月~2010年6月」は約42.6万部であった(https://www.j-magazine.or.jp/user/printed/index/9)。月刊のアニメ・ゲームの情報誌と考えるのであれば、売れてるようにも見える。がしかし、この頃のVジャンプは「月刊遊戯王」と呼ばれるほど付録目当てで買われることが多く、この連載がどれだけ読まれていたかと考えると、売上ほどとは思えない。というかマンガ連載した年にアーケードは稼働終了 している。すでに人気が落ち込んでいた頃なのでは‥‥?
ただのドラクエのモンスターなら星1だ。その中で少しマイナーだとしても星2だろう。しかし、一応のメイン悪役にも関わらず、有名とはいえない、バトルロード関連それっきりのクイーンピサロはそれ以上にマイナーだろう。よってマイナー度は星3とした。
参考
・「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー」(オオイシナホ、かねこ統、堀井雄二、スクウェア・エニックス)
・ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー|ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 日本語版|最終更新 2020年5月23日 (土) 12:32 :https://ja.wikipedia.org
・ドラゴンクエスト モンスターバトルロード|ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 日本語版|最終更新 2020年2月20日 (木) 01:33 :https://ja.wikipedia.org
・【クイーンピサロ】 - ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki : https://wikiwiki.jp/dqdic3rd/%E3%80%90%E3%82%AF%E3%82%A4%E3%83%BC%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%80%91
・ドラゴンクエスト モンスターバトルロードII攻略@WIKI - アットウィキ : https://w.atwiki.jp/dqmb/
・永遠に受け継がれるドラゴンクエストモンスターバトルロード。 川口りさオフィシャルブログ ☆MiracRoom☆ Powered by Ameba : https://ameblo.jp/ricya/entry-10583626516.html
・「魔族の女王様」いもきんのブログ | ★青ときんの日常★~ただのヲタ日記~ - みんカラ : https://minkara.carview.co.jp/userid/559468/blog/17794404/
・クイーンピサロさんキター!! ドラゴンのカードゲームブログ : https://ameblo.jp/ryoucan2000/entry-10596457766.html
・Twitter「かねこ統」より : https://twitter.com/sam_neco/status/1233009453248548864?
・「一般社団法人 日本雑誌協会」より2008年4月~6月分 : https://www.j-magazine.or.jp/user/printed/index/9
・youtube「DQMB 第1回王者決定戦 決勝(ドラゴンクエストモンスターバトルロード)」 : https://www.youtube.com/watch?v=B4lj0JPTbwU&t
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