薬丸麻子『ロザリオとバンパイア』
- マイオナ管理人
- 2021年1月31日
- 読了時間: 7分

『ロザリオとバンパイア カラー版 7 (ジャンプコミックスDIGITAL) 』より
(作・池田 晃久)
マイナー度 星2 ☆☆★★★
01キャラクター名
薬丸麻子(やくまる まこ)
02登場作品・作者
漫画『ロザリオとバンパイア』
作:池田 晃久
アニメ『ロザリオとバンパイアcapu2』
制作、製作:GONZO、陽海学園新聞部
03登場シーン
漫画:主に24話(単行本6巻)、25話(単行本7巻)
アニメ:第4話 身体測定とバンパイア
04外見・特徴
・栗色のセミロング。ウェーブがかかっており、ウルフヘアに近い。色は栗色。
・看護師の研修生になりすましており、看護師の服装を着用。ナースキャップ、ドレスのようなワンピースのスカート、エプロンという服装である。
・スカートの中はタイツかと思いきや、ハイソックスに生でパンツ。ある意味ミニスカナースより変態的かも。
・変装中は大きなメガネを着用。髪の毛も後ろで束ねている。
・その正体は妖怪。特定の種族を持たないいわゆる雑種。
・指先や手を職種のように変化させ、注射器のように相手に挿し込む。それでグリグリえぐったり、体液を注入し相手を操ったりする。貫通力はありそうだが、まっすぐ戦うとそんなに強くない。
・操る能力を使用し、「チェスのように相手を追い詰めていく戦いをする」と自称。自分のシナリオを崩されると取り乱す。
・正確はおそらくドS。そしてヒステリック。
・「はぐれ妖」という雑種妖怪の集団の一人。後始末の役割を担っており、失態を犯した仲間を始末する。
・アニメと漫画で全く別のキャラ。
05概要
作品について
『ロザリオとバンパイア』は池田晃久による漫画作品。月刊少年ジャンプで連載され、同志休刊の後に『ロザリオとバンパイア season II』』としてジャンプSQで連載された。アニメ、ゲーム、小説などメディアミックスも多岐にわたる。
妖怪が人間社会に溶け込みかたを学ぶ学校、「陽海学園」に入学してしまった人間の主人公・青野月音。ヒロインのバンパイア・赤夜萌香を始めとする女の子たちと様々な事件に巻き込まれるラブコメのようなバトルものである。
登場
薬丸麻子の登場は第24話。
それまでに、ヒロインであるバンパイアの血の輸血を受けた結果、グールと化してしまった主人公。暴走した彼を止めるため、ヒロインは裏の人格の力を使って彼を傷つけてしまった。結果的にはエクソシストが乱入してきて、バンパイアの血のを抑えたことによりその場は収まったが、主人公とヒロインの心には大きな溝か空いてしまった。
そんなこんなで入院した主人公の青野月音。あろうことか同じ病院に、彼が直前に戦った「はぐれ妖」のメンバーの御堂も入院していた。失態を犯したその御堂を始末するために、謎の女性が登場した。なお、始末屋を名乗っていたが、その御堂くんはシーズン2の最終巻で生存が確認できる。
さて、場面が変わり、翌朝。主人公の担当医の補佐として、「看護師見習い 薬丸麻子」が登場。いかにも優しくて無害そうな登場だが、直前のシーンとのつながりもあり、どう見ても貴方が犯人です。
それから入院生活が始まった主人公。サブヒロインたちとイチャコラするのだが、肝心なヒロインが見当たらない。彼女は仕方がなかったとは言え、主人公を傷つけてしまったことを悔いており、彼の病室に入れなかったのだ。そんなヒロインにいきなり、主人公の担当医が襲いかかる。ヒロインは力が封じられているとは言え、上級妖のバンパイアなので、それをどうにか撃退する。そして、近くにいた麻子に助けを求めるのだが、知っての通り犯人は彼女。指先から駐車した体液で担当医を操っていたのだ。その力でヒロインをも操る麻子。首元に体液を注射して、主人公を抹殺させに行かせた。
活躍
第25話。冒頭から無意識に涙を流しながら、主人公にメスで襲いかかるヒロイン。それを操っていた麻子は、物陰からそれを眺めていた。「それはまるでチェスのコマを優雅に操るように────」というのが、彼女の自称。そう、あくまで自称である。というのも、このわずか数ページ後、サブヒロインが乱入してきたこと、そして体液の時間制限が着てしまったことでヒロインの洗脳が溶けてしまう。まるで、先走り汁のように興奮して湯指先から体液を漏らしていたのに、「なっ───何ぃいいいい!!」とチェクの盤面が崩れる背景はポンコツかわいい。


自分では優雅に戦う"かしこい しまつや"と自称するが、能力は時間制限があり、第三者の乱入によって瓦解する。わずか4ページの出来事である。しかも、本体は強くないのでコソコソと戦っている。
『ロザリオとバンパイア カラー版 7 (ジャンプコミックスDIGITAL) 』より
(作・池田 晃久)
一回目の襲撃は失敗してした麻子。彼女のもとに、上職の見張りが現れる。麻子が御堂にしたように、彼も麻子がしくじったときの始末をつけるために現れたのだ。いよいよ後がなくなった麻子。キレた彼女は近くにいる者を手当たり次第に襲い洗脳し始めた。さっきまでの「チェスのコマを優雅に操るように────」というのは何だったのか。もしかして、メンヘラさんなのか。
そして‥‥
大量の洗脳された一般人軍団で再び襲撃を掛けた麻子。しかし、戦いの途中、バンパイアのヒロインの封印が解けてしまう。ヒロインは自ら体を傷つけて正気を取り戻し、上級の妖である彼女の前に洗脳していた一般人(妖怪)も恐れおののいた。錯乱した麻子は襲いかかるも所詮彼女は雑種の妖怪。顎を強烈に蹴り上げられ、敗北した。
そして、ここで驚愕の事実判明。蹴り上げられる彼女の姿は後ろからのローアングルで描写されるのだが、なんとロングスカートの中身が何も隠されていないパンツのみと判明する。看護師という清楚そうな立場でありながら、まさかのスパッツもタイツもなく生パンツという変態的な格好。それっぽく見えていたものはハイソックスであった。
戦闘は終了。蹴り飛ばされた麻子はそのまま気絶し、退場した。

一発KOされる麻子。最後のサービスとばかりにロングスカートの中身を描写される。ミニスカのヒロインはきっちりガードされるのに‥‥。長袖にロングスカートという清楚そうな服装だったが、下から覗けばなかなか変態的な格好。レギンスでガードすらしないのだ。
『ロザリオとバンパイア カラー版 7 (ジャンプコミックスDIGITAL) 』より
(作・池田 晃久)
その後
特に活躍はない。最終章の決戦に、一コマ映っているだけである。なお、同じコマに抹殺しようとした御堂くんもいる。
アニメにおいて
完全に別キャラである。まず、アニメには「はぐれ妖」の組織自体がない。なので麻子は見習いではなく、学校医として登場。身体的特徴に悩むロリキャラの体をボンキュッボンにして、それでもフラストレーションが貯まる彼女の絶望の感情を味わうという謎の妖怪に変化している。やられシーンはなんと画面外。「画面の端がちょっと光って、音声だけで負けて退場する」。いや、本当にそうなんです。
~総評・ギャップスケベ~
メンヘラ・ポンコツ・性悪と、敵女ファンなら好きそうな要素がそろっている。食わて、ラストにスカートの中身披露するというサービスをした。彼女は露出度が高いとか、サービスをするキャラとかそういったたぐいではない。先走り汁のように指先から体液は漏らすが、あまりエロスとは縁がなさそうな役回りであった。
妖怪の雑種という生まれに、始末屋という称号、「チェスのコマを優雅に操るように────」という自称、それを崩されるポンコツ具合。精神的には不安定だが、何かと可愛い要素はあった。しかし、看護師として潜入しているためエロとは無縁に見えていた。そんな女の子が実はロングスカート中のパンツは何のガードもないという事実。それがやられシーンの一瞬でいきなり判明するのは、どこかときめくものがある。こういった地味なエロス、刺さる人には刺さるのでは無いだろうか。
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06マイナー度
星2 ☆☆★★★
『ロザリオとバンパイア』自体はメジャー作品と言っていい。当初連載していた「月刊少年ジャンプ」は休刊となったが、それに続くジャンプスクエアでは看板漫画の一つとなった。アニメ化、ゲーム化などのメディアミックスに加え、サブカルチャー界では「アニメと漫画は別」という話題においては代表的な作品となっている。
セイユウの釘宮理恵がおとなしいクーデレのキャラを演じたなど、コアなファンからスレば見る要素が色々ある作品なのだが、され、わざわざ薬丸麻子に注目している人がどれだけいるだろうか。多分、いない。重要なキャラではないし、とてつもないインパクトがあるわけでもない。エロ描写も他のキャラが十分にやっている。
というわけで、メジャー作品のマイナーキャラ、星2とした。
参考
・ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 日本語版 : https://ja.wikipedia.org』より
ロザリオとバンパイア:最終更新 2020年10月9日 (金) 06:37
ロザリオとバンパイア (アニメ):最終更新 2020年11月25日 (水) 10:27
・『ロザリオとバンパイア』(作・池田 晃久) 第6~7巻
・Mako Yakumaru Rosario + Vampire Wiki Fandom:https://rosariovampire.fandom.com/wiki/Mako_Yakumaru
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