闇女王ビラ 第二形態(BLUE DRAGON ラルΩグラド)
- マイオナ管理人
- 2020年8月2日
- 読了時間: 8分
更新日:2020年8月30日

胸部にプリンを垂らす最も強烈なシーン。同誌にて掲載された
「太臓もて王サーガ」でパロディもされる。
出典「BLUE DRAGON ラルΩグラド」(小畑健、鷹野常雄)
ジャンプコミックス1巻より
マイナー度 星2 ☆☆★★★
01キャラクター名
闇女王(オプスキュリア)ビラ
(特に名称はないが、二番目に描写された姿なので当サイトでは第二形態と呼称する。)
02登場作品・作者
漫画・BLUE DRAGON ラルΩグラド
作・小畑健、鷹野常雄
03登場シーン
漫画・第1巻(ジャンプ・コミックス)
04外見・特徴
・スラッと丸みのあるモデル体型
・ビラ自体は基本全裸。この状態ではほぼ下着をつけている。
・「カゲ」と呼ばれる闇の世界の魔獣の1体で、「カゲ」は人間を取り込むことでその姿を自分のものにする能力をもつ。
・そのため、決まった姿はなくその時取り込んだ女によって姿が変わっており、当サイトでは二番目の姿を扱っている。(他の姿は全裸のロングヘアが多い)
・彼女の目的の1つは魔獣たちの美化であり、自分の一部を取り込ませることで他のカゲたちも少しずつ美化する。そのため褒美に「自分の髪の毛」「唾液付きのパン」「ブラジャー」を与えるばかりか、主人公に宿るドラゴンを倒したものには「唇から直接唾液を与えてくれる。」らしい。
・また、好色家の主人公から部下を通し「お前の乳を揉みしゃぶりに行くから待ってろ」という連絡を受け、「胸に極上の蜜を塗って楽しみに待ってる」と返す官能っぷりである。
・この姿でいるのは合計8ページほど。このあと「飽きた」と言って別の娘に宿った。
05概要
作品について
「BLUE DRAGON ラルΩグラド」(以下ラルグラド)は原作・鷹野常雄、作画・小畑健が手掛ける冒険バトル漫画。週刊少年ジャンプにて2006年~2007年に連載されていた。マイクロソフトより発売されたゲームソフト「BLUE DRAGON」のタイアップの一つである漫画であるが、この漫画だけは全く別の世界観である。
「DEATH NOTE」「バクマン」「プラチナエンド」を手掛ける「ガモウひろし・小畑健」コンビの作品と言われているが、ガモウひろしという公式からの発表はない。
そもそも「大場つぐみ=ガモウひろし」も公式発表では無い。
あらすじ
様々な王国がで人々が暮らす光の世界。そしてそれと対に、「カゲ」と呼ばれる魔獣が生まれ育つ、闇の世界の2つがある。長い年月をかけ、光の世界の生物の影を通して、闇の世界から「カゲ」の軍団が侵略してきた。しかし、「カゲ」も一枚岩ではない。無理に光の世界に生きるよりも闇の世界で暮らしたいと考えるものも多くいた。カゲを統率するのは闇女王(オプスキュリア)のビラ。ビラを倒し、別の女王をあてがうことで、「カゲ」を再び闇の世界に返すべく、主人公らが冒険をするというのが本作のストーリー。
作品の特徴
冒険ものなのだが、サービス描写が豊富である。まず、主人公の冒険の目的が主に「女とおっぱい」のためなのだ(もちろん世界を救うためでもある)。これは主人公が生まれつきドラゴンのカゲを宿していたため、15年間幽閉されており、やっと外に出てきて最初に興味を持ったのが「自分とは違う女の体」であったためなので自然といえば自然なのだが、ご褒美に女体の授業をしてもらう、城の女達と入浴する、仲間にメイド服を着せるなど順調に好色家になっている。
加えて、ライバルポジションの男「ガネット」も好色家で仲間に美人を二人連れている。
とにかく何かとおっぱいの目立つ漫画である。
ビラ登場まで
本作のラスボスであるビラの名前・姿は序盤の2話から出てきており、それが第二形態に変わるシーンでもある。
前述したとおり、主人公の人間「ラル」の基本目的は女であるが、同時に生まれながらの相棒であるブルードラゴン「グラド」との約束を果たすためでもある。その約束というのが「自分たちを閉じ込めた人間に復讐すること」と「闇女王ビラを殺し、闇の世界に戻ること」である。第2話の開始と同時に世界観の説明・ラルトグラドの目的が話される最中に描写される。
第一の描写
ラルとグラドらが住むスフェライト王国から遠く離れたカビル王国を支配したビラは、自分がより美しくなるため、部下たちに生贄を要求していた。用意された生贄は三人の娘。その中でビラは「黒髪・ショートヘア」の娘を選んだ。生贄につれてきた部下には褒美に「櫛についた髪の毛」を与え、早速少女を取り込む。体だけではなく頭脳も優れていると褒め称えながら、わざわざ服をひん剥き全裸にした。
さて、こうして第二形態になったビラは、前の宿主は用済みなので、それを部下達にに投げ与えた。宿る女は揃いも揃って『少女』であり、明らかに未成年の少女に宿っていたのだが、飽きたら少女の体を捨てながら「次はもっと若い女を…」と要求するあたり、彼女の求める美は『ほぼ幼女』と思われる。(巨乳でグラマラスな体型が気に入らないのだろうか?)
第二の描写
彼女が再び登場するのは少し飛んで第6話。主人公一行はが長旅のため、ストラ城という城で休憩していたが、そこに敵対する「カゲ」の軍勢がやってきた。ストラ城の騎士カフカと共にラルは軍勢に立ち向かう。戦いの中でラルは、「相手が海の遠く向こうにいるはずのビラから命令を受けてる」ことに違和感を覚える。この世界には遠距離の通信手段がないので、伝達するには実際に海を渡るしか無い。そこでカゲの軍勢の怪しい一匹を捕まえるとそのカゲは、同時に二人に寄生することができる「二首蛇(ドゥオフーク)」だった。二人に寄生してももとは一つなので意思疎通が取れる。それを利用していたのだ。ラルはその「二首蛇」を利用し、ビラに宣戦布告する。その連絡先にボラが描写される。この時ビラは、テカるお尻をアップにプリンパフェのようなものを食べていた。

ラルの連絡先にいたビラはいきなり艶めかしい描写をする。直前まで化け物と野郎しかいなかったことも加えるとかなり印象に残るシーンだ。初登場時はロングヘアだったのだが、その能力の描写とともに黒髪ショートの少女に宿主を変えて、この姿に変わっている。
出典「BLUE DRAGON ラルΩグラド」(小畑健、鷹野常雄)
ジャンプコミックス1巻より
そして…
ラルの宣戦布告「おまえの乳を揉みしゃぶり舐め回しあじわってやるから待っていろ」に対し「胸に極上の蜜を塗って楽しみに待ってる」と返した。
(このシーンは当時の読者に強い印象を残し、同誌の「太臓もて王サーガ」の75話ではパロディされたらしい。)
ビラは主人公らに捕まった「二首蛇」を粛清すると、「この娘は飽きた、次はもっと若い女を」と宿り主の少女(黒髪ショートヘア)を捨て、また別の姿へ変わった‥‥。十分に若い娘なのだが、何が不満なのだろう‥‥?ずっとその姿で良かったのに。
余談
ラルグラドは打ち切り漫画を語る際、話題に上がる作品の1つである。王道なバトルに様々なサービスシーンがあったが、連載当時お色気枠には「ToLOVEる」という強敵がいた上、「正直つまらない」という感想がネットでは目立っていた。最終巻のおまけによると、闇の世界へ行く構想があったようだが、残念ながらその直前までで打ち切られてしまったようだ。闇の世界には魔獣の「カゲ」はいるが、人間はいないはず。お色気描写はどうするつもりだったのだろうか‥‥?
なお、今回のキャラ紹介は、第1巻の終盤までの内容である。ビラ自体は全4巻の各所で描写され、そこでは他の姿も確認できる。また他キャラにもサービスシーンが多いので、「ラルグラド」は小畑健の貴重なお色気が見たい読者には勧められる一作である。
総評 ~もう、ラルグラドのすべて~
「ラルグラド」では序盤からお色気描写が多数存在する。ヒロインである主人公の教師の女性は乳を揉みしだかれ、モブの女性たちもやはり全裸で乳を揉みしだかれる。しかしだ。もちろんそれらも十分な破廉恥成分であるが、場面としては衝撃のシーン・ギャグシーンであり、それまでの破廉恥描写はついでのサービスでしかなかった。ビラ第二形態はちがう。わかりやすいお色気描写という意味ではこの作品の方向の一つをもっとも読者に印象づけている。まず、登場シーンから艶かしく食事をしながらお尻を向けている。服装も安易な全裸ではなく、黒い下着という肌を強調させるデザインだ。大ゴマの連続で肉体美を見せつけ、主人公のセクハラ発言に対しては、おっぱいに蜜を塗るというさらなるエロスで返してみせた。前後のバトルは完全にそっちのけ。ラルグラドといえばこのシーンだと管理人は思っている。
さて、この記事を書くに当たり管理人は久々に「ラルグラド」を全巻読んだのだが、それまでこのビラのシーン以外は覚えていなかった。そして読んだ後もここ以外印象に薄かった。それはそういう目で見ているからというだけでなく、ここまでわかりやすいお色気描写をしているのがここだけだったような気がするからだ。ふんだんに小畑健の描く女体を見られる漫画だが、お色気描写としては唯一だったような気もしなくない。ビラはこの後はほぼただの全裸だし。あと、あんまり面白くないし‥‥。「ラルグラド」、もう、この娘だけでいいんじゃないかな。
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06マイナー度
星2 ☆☆★★★
週刊少年ジャンプにて連載され、全編に渡り登場し、そのラスボスをつとめた彼女は一度読んだことがあれば思い出せるレベルだろう。しかも、超有名漫画家の小畑健を作画とし、噂であるがガモウひろしが原作をつとめてるとされてるため話題性十分。加えて、ゲームやアニメなどメディアミックス作品の漫画展開で宣伝も十分だ。それでもわずか4巻で打ち切りを食らった作品の、しかもたった二話分にしか登場しない形態を扱っているので、ギリギリで星1から繰り上げ、星2とした。
参考
・ジャンプコミックス「BLUE DRAGON ラルΩグラド」(小畑健、鷹野常雄)全四巻
・BLUE DRAGON ラルΩグラド|ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典 日本語版|2020年8月12日 (水) 13:15 : https://ja.wikipedia.org
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